さぬきうどん亭 小三郎 ホームページへ 「さびないうどん」の効果について

1.はじめに
 昨年からのさぬきうどんブームで、今夏からスーパーマーケットやコンビニのチルドコーナーに、ぶっかけうどんセットが並ぶようになってきました。さぬきうどんの需要としては拡大傾向で喜ばしいことです。このぶっかけうどんを一時のブームではなく、これから夏の店の定番として伸ばせていかなくてはなりません。そのためには、ぶっかけというダイナミックなおいしさのみならず、さぬきうどんの良さである食感(コシ、粘り)を表現できれば、更なる拡大につながるものと確信しています。


480円デパート
      
    350円ローソン

380円セブン

2.ぶっかけうどんセットの問題点
このセットには上述したようにコシや粘りを表現しづらいという問題があります。その原因はうどんを茹で上げてから12時間〜40時間後に消費者によって食されるということです。茹でたてはコシも粘りもあるが、時間経過によって澱粉の劣化がすすみ、コシや粘りどころか麺と麺がくっつき、ぶっかけのだしを入れて混ぜてもほぐれない状態となっています。さぬきうどんと称しながら良さを表現出来ずに残念な結果に終わっています。

3.問題点の解決
 1)長時間の保持で、麺と麺がくっつきぶっかけだしを入れてもほぐれない。
   →うどん製造時に加工澱粉と天然の増粘剤を添加した。これにより麺の表面が強化され、くっつき現象は軽度になる。

 2)コシや粘りを感じない。
   →うどん製造時に酵素を添加した。茹で上げたときには酵素は失活し何もない状態になるが、添加しそれを熟成すること
    により、うどんをコンクリートとすると酵素は鉄筋が入ったような役割を果たしうどんのコシと粘りを表現する結果となる。
 3)食べるときに、うどんがプツプツ切れてしまう。
  →上記同様、加工澱粉と酵素を添加することによりうどんに強度が出て、切れることを防ぐ。


<BEFORE>
            
 (茹でた後24時間保持したもの)     →   (ぶっかけだしをかけて、箸でほぐした)

              NO.3・・・・原料(小麦粉、塩、水) モチのよう。
              NO.4・・・・原料(小麦粉、加工澱粉30%、塩、水) 多少は、ほぐれたが・・。
                加工澱粉だけでも多少良くなるが、十分ではない。



<AFTER>
          
(茹でた後24時間保持したもの)    →   (ぶっかけだしをかけて、箸でほぐした)

              B・・・・・・原料(小麦粉、加工澱粉30%、増粘剤、酵素、塩、水)
                    簡単にほぐすことができ、食感(コシ、粘り)も十分ある。

4.おわりに
 私は、徳島でさぬきうどん店を営んでおりますが、つい先日まで大手食品会社に26年勤めており技術的な仕事や、購買の仕事をして参りました。それを生かした商品づくりをしたつもりです。また『さびないうどん』と名付けたのは、食品業界にはなくてはならないステンレス鋼のうどん版としました。鉄(小麦粉)に、ニッケルやクロム(加工澱粉や増粘剤、酵素)を添加することにより、いつまでもさびない(劣化しない)という思いです。何卒よろしくお願い申し上げます。



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